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デッサン③枚目2022年4月29日

15歳に戻って美術の勉強中!

 

デッサン③枚目です。石膏像③枚目。マルス③枚目。

 

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完成画像(7時間)

【講評】(4月29日マルス像)

 

ダイエットは停滞期があるもの。デッサンも例外ではなく練習にはつきもので、前回より点数は下がりましたが、それは決して上達してないのではありません。もちろん調子の良し悪しはありますが、上達すると今まで気が付かない問題に気づき、修正に挑戦するからです。今回は顔の正面だったからか、マルスの表情に苦労をしていたようです。

しかし、何度も何度も描き直す根性で大きい形や表情は決して悪くなく、むしろ「戦いの神」らしい力強いデッサンに仕上がりました。

課題は力強いタッチもやり過ぎると雑に見えてしまいます。もう少し優しいタッチと全体のコントラストに気を配りたいです。特にコントラスト(全体の明暗)は、ある程度ある方がハッキリとシャープな感じになりますが、強すぎると平面的になってしまいます。

デッサンでは対象物を正確に把握したいため、立体感や空間感は抑えたい項目ですので、具体的には真っ黒の場所と真っ白の場所は、それほど多くないことを踏まえて全体のグラデーションをコントロールすると良いでしょう。

また細かいことですが今回のバックは少し空間感が足りないようです。石膏像単体で十分力強い塊感を表現できているのでバックの必要は無かったかも知れません。その分を、筋肉の表現やヘルメットのレリーフを描き込むことに費やすことも選択肢の一つだった気もしますが、停滞期にめげず次回も攻めてください。

 

【評価】(各5点満点)

・形 3
・陰影(光) 3
・構図 4
・立体感(空間感/遠近感) 3
・質感(描き込み)3
・テクニック(タッチ/鉛筆運び) 2
総合18点

 

【余談】美大受験の鉛筆デッサンにおいてバックを描かない場合がほとんどです。それは受験時間に制限があり、バックに費やす時間や労力をモチーフの完成度を上げることに使うためとも言われています。(※ただし木炭デッサンでは、木炭の特性から短時間で紙を黒く描くことは容易なのでむしろその理論は当てはまりません。)バックを描かない分、モチーフを描く時間や集中力はつぎ込めるものの、白い石膏像を白バックに描く方が不自然ではあるため、私はバックを描く方が自然に仕上げることができると思っています。しかし、そのためにはある程度の経験を重ねる必要もあります、皆様もぜひ挑戦してください。

 

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先生ありがとうございました。
今回はほんと沼に入りまして、経過の写真はないです。初日の終わりと完成画像だけです。

 

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初日4時間

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完成7時間

初日も大苦戦してなんども描き直したけど、結局初日に描いたのが全然形が合っていなかったため2日目にまたほぼ全身描き直しました。

 

5時間目で「今回ばかりは完成できないかも」と顔を全消しした画面を見ながら頭痛くなったけど、バファリン飲んで頑張りました。(前の日にお酒を飲みすぎて頭が痛かったのもある)

 

両日ともかなりの雨で、紙に鉛筆が乗りにくく、最終的に7Bでグリグリ殴り塗りました。荒々しいタッチで描くのは楽しかったけど理想ではなかった。でもいい経験でした。

 

まだ、あらゆる描き方を試している段階で、狙って描いていくというのができていない。つまりまだまだ経験値が足りないんだと実感します。

 

また次回がんばるぞ。

 

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