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久しぶりの水彩画

ちょっとあるものの素材として水彩画を使用したくて、その為のほんの1枚描こうと思ってたら、気付くと数枚描いていました。切り絵のための和紙染めではなく絵として水彩を画用紙に描いたのがもう1年以上ぶりです。だめですね。完全に感覚を忘れていました。

 

せっかくなのでスキャンして記録しておこう。

画像1

title「家」 size葉書

 

画像2

title「デンファレ」 size葉書

 

画像3

title「Gladiolus」 size B5

 

画像4

title「赤い雨」size B5

 

画像5

title「不穏感」size B5

 

描きはじめてすぐ、「違う、こういうのが描きたかったんじゃないの。」と思いはじめつつ、スクラッチ(ナイフで引っ掻く技法。正確には私がやってるのは濡れた状態で引っ掻いてるのでスクレイプというそう)をやったら楽しくなっちゃって、何枚か実験的に描いて行きました。

 

画像6

▲グラジオラス(部分)

 

とりあえずグラジオラスを描いてから、なんとなく物足りなくて、「このタッチで彼岸花、いけるんじゃない?」と思いついたらやってみたくて、面白い感じに仕上がりました。

 

画像7

▲赤い雨(部分)

 

(全体像のスキャンより部分で見た方が上手に見えますね…)

引っ掻いたところに絵具がたまるので細い線が表現できます。

 

画像8

▲赤い雨(部分)

 

塗ったり洗ったり拭いたり色々していると、スクラッチした線がどう変わるのか実験するのも楽しかったです。工程を工夫すれば、暗い背景に赤い彼岸花の線が浮かぶように見せることもできそう!(そんな魔法のようなことが私にできるでしょうか)夢が広がりました。

 

スクラッチって水彩でそんなメジャーな技法じゃないけど、私、切り絵作家だからね!筆よりカッターのが似合うもんね!

 

そんな欲を出して、最後の1枚、title「不穏感」は描いていたのですが、結果は撃沈。出だしいい感じだったのに、塗っては消しなどの破壊を繰り返していたら収集がつかなくなり、やけくそになったためこんなものになってしまいました。そしてやる気が失せたので終了。計2時間弱くらいの水彩遊び(現実逃避)でした。しかも当初の目的のは結局できなかった。

 

いつもそうだけど、水彩をやりだすと、その時は楽しいんだけど時間を無駄にした気がして、落ち込んで終わります。今回もいい感じに後味が悪くなりました。笑

 

最後のは落書きみたいな駄作ですけど、後から見るとまぁ別に捨てるほどではない。これはこれで記念に取っておきます。

 

水彩の方はここ数年思うように描けなくて迷走してるんですけど、描いたら感覚が戻ってきますかね…。趣味なんだから気楽にやればいいんでしょうけど、うまく描かなきゃとか思うせいでどんどん描けなくなっていきます。

 

上手く描かなきゃって、一番絵をだめにする考えですね。

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