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切り絵「春を待つ海」制作中 色つけ

色つけです。
 
★1時間経過
中心となる江の島と付近の海
花のしべ、月と鳥を貼りました。
最初この絵はピンクの夕焼けにしようとしたのですが、気分じゃなくなってしまい、黄色の月と紫の海にしよう急遽変更。しかし配色計画なしで急に変更したのが苦労の始まりでした!

 
 
★2時間経過
海を進めました。
紫に加えて、青、ピンクも使い鮮やかに。
しかし、このピンクがやっかいで、
波にピンクを使ったせいで、海が賑やかになってしまい、桜の花の色がどれを持ってきても海のピンクに負けてしまう事件が起きました。


 
 
 
★4〜5時間経過
まずは海からピンクを削除します。
海の色彩と桜の色彩はリンクさせつつ、月の黄色を鮮明に対比させるようバランスを考えながら配色します。
桜は悩んだ挙句、紫とさだけでなく黄色系統の茶色を使用。
これで全体にまとまりがでました。
 
 

 
★6時間経過
完成。

 
 
 
裏側からディテール。海

 
 

 
 
 
 
 
表側から見た色つけの経過

 
 

↑波の中心のピンクはこの後削除



 
 
 
今回の作品は、苦労しました。
 
春を待つ海というタイトルで、なるべく春爛漫な温かみを出したくなかったので、桜にピンクはイメージでなかった。
 
それが、海にピンクやピンク系の紫を使ったことにより、その後桜をピンクを入れないとバランスが取れない状況に。
 
もし桜に白が使えるなら1番理想だったけど、台紙が白のため濃い色しか使えず、使える和紙にかなり制限がでて苦しかった。
 
 
 
 
 
今回最大のミスは
海を先に色つけしたことでしたね。
 
桜が先なら良かった。
 
そして、紫という色が、やはり扱いが難しい。
手持ちの和紙の限られた色彩で上手く組み合わせるのがしんどかった。
 
青みの紫がほぼ手持ちがなかったのもあり。
悔しいですね。
 
 
 
まぁそれも含めて最初に計画を持って色つけを始めれば良かっただけで、倍くらい時間をかけてしまいました。
 
何度も貼って剥がしてをしたので泣きそうになりました。笑
 
色は計画的に!
 
 
 
ともあれ気に入った感じにできたので満足です。
また、春爛漫なピンクバージョンも作ってみたくなりました。
 
 
平石智美

 

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