まずは下絵を描きます。
今回切り絵に使うのはタントの白の四つ切サイズ。
用紙の裏面に、直に下絵を鉛筆で描いていきます。
裏面に下絵なので、完成は左右反転になるので、光に透かして反対側から見ながら調整します。
そして、あまり強く線を描くと、反対側に透けて見えてしまうので注意!
私はB 2の鉛筆で、跡が残らず消せるようにうっすら描いてます。
左下が物足りないので、思い切って鳥を入れましたが、これが配置が決まらず相当描き直しました。
普段はA4用紙にイメージ画を描いておいて、それを本番用紙に描き写しているのですが、
今回は面倒くさがって直接本番用紙に描いてしまいました。
なので苦労しました。反省。
というわけで切り始めます。
✴︎1時間経過
絵の中で視線を集めるポイントから切っていきます。この絵だと江の島と波ですね。
✴︎2時間経過
近景は遠景よりもざっくりと大きめのパーツを意識します。躍動感ある線になるように、勢いに任せて、スピーディに!
✴︎4時間経過
切り上がりました。
形が複雑でカットに時間がかかるパーツがなかったので、画面サイズの割にかなり早く切り上がりました。
いや、サイズが大きいから早かったのかも。
細かいパーツが無くてストレスがありませんでした!
反転して、表から見るとこのような感じです。
うん、いい感じです。
平らな海と渦巻く波は一定方向に向かって並ぶ直線の集合。
紙を回さずに手首もあまり動かさずスイスイ切れるので切っていてストレスがありません。
手前の打ち寄せる波は、あえてカクカクといびつな丸に切るので、滑らかな円よりかなりスピーディに切れます。
海は切りやすくて好きなモチーフです
あ!
小さな丸はスクリューポンチで空けました。
↑これは意外と疲れるのであまり好きではない作業。。
でも手で切るよりは楽で一定の丸が切れるので使います。
色つけに続きます
平石智美