切り絵カレンダーの制作
毎年制作させてもらってる
鎌倉のカレンダー。
来年のは、
今までとちょっと違う雰囲気です。
な、なんと
ついに人物が登場!!
ちなみに、2013年からカレンダーを作っていますが、一番はじめ2013年だけは人物が登場していました。
その後、純粋に風景のみになっていったのですが、
「人物が居るのもいいよね」っておっしゃっていただけたので、久々に人物を入れたデザインをしてみました。
こちらは鎌倉文学館。親子が登場です。
人物が入ると絵にストーリーが生まれます。
個人的には人物が入った風景画は大好きなんですが、難しいのが、カレンダーとしての統一感。
人物の主張の仕方によって、
カレンダーとしての全体のまとまり感がなくなってしまったり。。
(まぁ気にしなきゃいいだけなんですけど)
それがけっこう悩ましいところ。
構図のバランス、タッチや細かさや雰囲気。
トータルのまとまり感を考えたいので、
こうして壁に貼りながら、少しずつ調整を加えます。
これはまだ線画の段階ですが
あとは色。
色は隣り合った月が全く違う印象の色彩になるようにしたいので、
どこを描こうか決める段階でかなり大事にする部分です。
例えば、ピンクの桜を描いたなら、次の月にピンクのバラは描かない。
当たり前なんだけど、このバランスを取るのが結構難しい。
また、印刷はシルクスクリーンなのですが、
使える色や色数にも制限があるので、結構頭を使います。
思い出してブログに書いたのですが、
もう1ヶ月前には納品が済んでます。
本当は、もっともっと早く、春には納品しなきゃいけないものなんですが、
毎年遅くって申し訳ないです。
来年のカレンダー。
どんな感じに仕上がるか、
とてもとても楽しみです。
平石智美
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