華色切絵 【公式サイト】

花と女の子の切り絵〜制作1日目、2日目(カット)

怒涛の5月が終わりかけ。
ちょっとくらいは自分の作品を勧める時間が持てそうになったので、制作をはじめました。
 
8月末に個展があるので、
まずはそのメインビジュアルになってくれる作品を早めに作らねば。と、いうことで、お花に乗った女の子を描きました。
 
 
 

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液タブでサラッと描いたラフ。
これを反転印刷し、見ながら四つ切りの紙に写していきます。
 
 

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写しました。
額縁に置いてみて、イメージを確かめます。
実際は絵に合わせて額を買うのですが、
サイズ感はこんな感じ。
いい感じそうなので早速切りはじめます。
 
 
 

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1番主役になる女の子から切りはじめます。
みるとわかるかと思うのですが、
私の下書きは本当に適当で、こんなレベルです。
 
 
モチーフによるんですが、
お花とかだと、ある程度アタリがあればフリーハンドで切ってしまいます。切りながら考えた方が躍動感が出る気がするからです。
 
風景画だとしっかり下絵を描きますが、
だいぶ、面倒くさがりです。
 
あ!ちなみに、今回は下絵図案を貼り付けての二枚重ね切りではなく、台紙の裏側に直接下絵を描いてしまう手法です。
 
 
これも理由は先と同じで、ある程度下絵があれば、フリーハンドで切っちゃっても問題ないモチーフだからです。
 
風景画だと、やはりしっかりPCで下描きして、印刷して、二枚重ねで切る手法が多いです。

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人物が切れたら花に進みます。

 

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本来なら、一輪ずつ完璧に切るんですが、
下絵が適当なため、全体像がつかめていなく、失敗しないように、全体的に少しずつ攻めていってます。
 
さぐりさぐり、
失敗したらやり直せないから、
恐る恐る。。
 
そんなに悩むなら、最初から普段のように完璧な下絵を作っておけばいいのでは、と思うのですが、考えながら切るのは結構楽しいんです。
 
 
完璧な下絵は楽だけど、
完成が見えていてつまらない気もする。
 
どう着地するかまったくわからないのも面白いんですよね。(失敗するから後悔だらけにもなるけど)
 
 
表から見たらこんな感じ。
なんとなく全体像が「見えてきた」

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そして、さらに切りすすめ。

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ここまでで切るのは2時間くらいです。
 
飽きてしまったのと、ちょっと寝かせたいので、続きは翌日に。
 
↓2時間分の切りかす。

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そして、翌日。

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さらに細かい部分を切り出して、密度を上げました。

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カットはこれで完成。
あとは色つけしながらさらに切り足すかも、
という、すこし、余裕を残した状態にしました。
 
 
 
 
 
無事、飽きずに投げ出さずに切り終えました〜。
この勢いで色つけに入ります。
 
 
つづく。
 
 
平石智美
 
 
 
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