アトリエ「LIKES<ライクス>」2024年1月の記録
アトリエ「LIKES<ライクス>」2024年1月の記録です。
この日は新入生がお二人はいるので楽しみにしていたのに、
亀山先生が体調不良で講師役は私一人の日になりました。
午前中は石膏デッサンをしました。
安定のデッサン。
私は画用紙に木炭で描きました。
そして、お昼はみんなでジョナサンにいき、プチ交流会。
午後は水彩画をやることになりました。
りんごを使って簡単な塗り方の工程をお見せし、
その後はアトリエにあるモチーフを自由に描きました。
手順の見本で描いたりんご。
あまり難しいことはしないように3工程くらいで仕上げました。
今回使ったのはアクリルガッシュ。
なぜアクリルガッシュかというと、生徒さんの持っている絵の具がアクリルガッシュだったからです。
水彩画には大きく分けて不透明なタッチで描く場合と、透明なタッチで描く場合があると思うのですが、通常はアクリルガッシュなら不透明なタッチで描くために使いますね。
じゃあ透明水彩風に描きたいと思った時に、透明水彩を買わなきゃいけないかというと、別にアクリルガッシュでも透明水彩のように使えないことはないよというのをお見せしたかったのです。
「この描き方はこの画材でしかできない」と決めつけて、初心者のうちにさまざまな画材に手を出しすぎるのもよくないのではないかと私は思ってます。
画材の違いをくわからないまま買い集めても使いこなせなくて宝の持ち腐れになることは確実。
画材の特性を知った上で、自分が一番好きな表現はどの画材でやるのがベストかを探るのがいいと思います。
なのでまずは一つの画材をいろんな使い方をして特性を知ろうというのが私の考え。
みんなが自由に描いている時間は、私は造花の菊を描いてみました。
こちらもアクリルガッシュ。
さっぱりした絵ですが、ちゃんと透明水彩感で欠けてると思います。
ただし、乾くのが早いなどの特性から、
透明水彩とは少し違うクセが出ますね。
水彩絵の具は扱いにとにかく経験がたくさん必要なので、やってみてすぐに「私は向いてない」とか言う人が多いですが、最初から上手くできるはずがありません。
特に透明水彩は不透明水彩や、油絵などのように上から塗り重ねた修正ができないので、一番難しいとも言われています。(簡単そうにみられがちですが)
やりたいなら頑張って練習する。
最初は全部失敗です。
慣れてくると、たまに上手くかける。
それが絵の面白いところですからね。
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