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絵の修行!No.21 絵画教室での油彩&モデルクロッキーの記録

2024年5月13日、約1ヶ月ぶりの絵画教室の日でした。

前回は油絵の1日目で、2日目である今日は完成の日。

 

1日目でそこそこいい感じに描けていたので、2日目で台無しにしちゃいけないと軽くプレッシャー。しかも1ヶ月ぶりの油彩なので、感覚は忘れてる。(初心者あるある)

 

今回は先に完成作品を載せておきます。

 

こんな感じで完成しました。

 

 

20分6ポーズ×2日なので計4時間くらいということです。

 

初めての油彩の固定ポーズだったので、そもそもいい感じに完成できるかが問題でしたが、自分好みの色彩になったので大満足です。嬉しい。

 

これで油彩コンプレックスもまたひとつ解消に向かったかな。

 

 

 

 

 

こちらが、前回の状態です。

前回の状態もいいと思っていたけど、完成と見比べるとぼやけた印象で暗いですね。

 

 

実はこの日は、完成までどのように塗っていくかをパソコンでシミュレーションしてました。初日の下塗り(仕込み)を生かしつつ、完成に持っていく方法を考えておかないと、初心者的には時間を無駄にしてしまうと思ったんですね。

 

前日にフォトショで塗って検討したもの。

 

 

しかし結果的に、初心者に上手くシミュレーションなどできるわけなく、しかもできたとしても油彩で再現できるはずもなく、全然違う仕上がりになりました。

結果的にそれが良かったけどね。

 

 

今回のこだわりポイント。

 

 

 

人物を引き立てる爽やかな背景色

 

これは外したくないと思っていたポイントです。

まずは人物のバック。

これは「窓」風ですが実際は窓ではなく、パープルの画用紙が4枚貼ってあるのです。

アトリエの先生の一人が多分窓をイメージして壁に貼ったと思われます。

私も初日はとりあえずそのままパープルで塗っていたのですが、モデルさんのスカートが偶然同じパープル色だったんですね。画面がぼやけてしまうので、色を変えようということで、思い切って爽やかに水色にしてみました。

で、最初は彩度の高い水色を塗ってしまったのですが、人物が目立たないということで、彩度の落とし方を先生に教わって無事この色に落ち着きました。

 

 

 

美しい余白

 

ここはただの白い壁のゾーン。初日は、ベージュで下塗りをした後、真っ白の絵の具で、下地が擦れて見えるように塗りました。質感は好きなのだけど、真っ白すぎて目立ち過ぎて気になる。ここも落ち着かせるため、彩度を落とすことに、絵に温かみが欲しいので、ピンク系のグレーにしました。

先生の言葉は「ヘラで絵の具を塗るときはパティシエのつもりで!」

わかります。私は元パティシエ学校生だったので。あの頃の気持ちを思い出す。笑

 

 

紫と黄色の対比

 

実際の床の色は白。壁の色と一緒です。

でもそれだと寂しいから、画面に色が欲しいので私が使いたかったのは黄色。

もちろんこの絵の主役であるモデルさんのスカート「パープル」の色相対比です。

先に塗った壁もパープル寄りピンク系なのでちょうど良い差し色になってくれたと思う。

こちらも私が塗っていた黄色は彩度が高いので、彩度を落とすように言われて卵色を塗りました。

 

マティスっぽいカラーゾーン

 

ここが今回私が何がなんでも死守したかったゾーン。

もちろん壁も床も白い部屋ですから、この部分は単純に影なので、こんな真っ赤は存在しないんです。

でも私は決めていた。ここに赤を入れたいと。

そして初日の最後の方に思い切って赤を入れたら、教室のお友達にマティスっぽい。いい。と褒められたのです。そうそうマティスを意識したんだもん。

 

なのでここを死守しつつ、どうより生かすか。ということで、鏡の縁を赤いゾーンだけ黄色にしたり、影に思い切りネイビーを入れたり。

赤にすることで、緑の椅子もより鮮やかに見えている気がする・・・

今回の絵の中でどこが好きと言われたら間違いなくこのゾーンです。全体の2割もない面積ながら、ここがないとこの絵は成り立たない。笑(私の好み的に)

 

 

 

 

以上です。

ふぅ、疲れた。

でも今回はなんとか自分好みに仕上げられた満足で、かなり自己肯定感も上がり、ドーパミンで元気になりました。コツコツ成長したいですね。

 

 

 

 

 

さて、午後はクロッキーでした。

そちらも掲載。

午前の油彩と同じモデルさんです。前半の衣装はワインレッドのワンピース。

肌との色の違いを表現したかったけど、鉛筆で濃い色を塗るのが苦手で難しかったです。

ストロークの練習しないと。

 

1ポーズ目 体に密着する薄手のワンピース。ハリとシワのリズムが興味深い。

 

2ポーズ目 そり返る背中から腰のラインが難しくて何度も消して書き直してしまった。

 

 

3ポーズ目 顔が可愛くて時間をかけてしまったので、セクシーなゾーンまで手が回らず悔しい。

 

 

4ポーズ目 足の周りの布に苦戦して何度も書き直した。「宙に浮いてるみたいだから椅子を描け」と先生に言われた。確かに。

 

 

5ポーズ目 美しいポーズでした。

 

 

6ポーズ目 顔が毎回可愛く描けないので意識して描いてみた1枚。

 

 

7ポーズ目 衣装チェンジバレエのシューズがかわいい。

 

 

8ポーズ目 椅子が描けました。

 

 

9ポーズ目 顔が全然あってないと先生に修正される。難しかった。

 

 

10ポーズ目 顔が難しい。

 

 

11ポーズ目は先生が見本を書いてくれるのを見ていました。

この日は、「グレーのパステルでアウトラインをとって鉛筆で細部を描き込む」という描き方。

12ポーズ目で私も真似してみることに。

 

12ポーズ目 グレーのパステルと鉛筆、消しゴムで消せないので緊張感がある。

 

 

というわけで終了。

今日も学びの多い1日でした。

 

正直、自律神経が乱れていて、体調が悪かったので不安でしたが、

絵画教室に行くと元気に乗り切れます。ドーパミンのおかげですね。

また頑張ります。

 

 

 

 

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