華色切絵 【公式サイト】

切り絵教室の図案づくり。

教室で作る季節のイベントもの図案は、
二か月前には用意するようにしています。
 
 
「作る期間」「飾る期間」も考慮し、
さらに、その月にもしもお休みしてしまって、次の月に図案を手に入れてもまだ間に合うように。
 
 
というわけで、
早くも来月10月はクリスマスの二か月前。
 
クリスマスの図案を作らなきゃ。
 
 
まだ「これから秋が楽しみ!」って気分で、まったくクリスマスな気持ちにならないけど、なんとか捻り出す!
 
年賀状は仕事柄、年中気乗りして描けるけど、どうも毎年クリスマスの図案制作は苦手なのです。。
 
 
 
しかし、クリスマス自体は可愛いモチーフがたくさんあってネタには困らないし切り絵にもぴったり。
 
今夜数時間でアイデア出し→図案作成まで一気にやってしまったので、流れを記録しますね。
 
 
 
 
まずはアイデアスケッチ。
テーマを「クリスマスのオーナメント」にし、6個のイメージを出しました。
 
ファーストスケッチです。
この時点では全体の構成を考えてるかんじ。
 
 
 

 
 
次に、最初のスケッチを元に、考えながらもう一度描いていきます。
最初のスケッチから、ほぼそのまま引き継がれたのは「サンタさん」「家」のみ。
「トナカイ」はどんなポーズにしようか悩み中。
この時点で、全6個の予定が、5個に変更になりました。

 
 
 
 
では、↑のスケッチをPCに取り込み、図案を作って行きます。
 
私は修正がしやすいように、全部PCで図案を作成しますが、やってる事はアナログと変わりません。ペンで描くようにタブレットで描いていきます。

 
 
 
 
 
 
 
こちらの「スノーマン」のスケッチにペン入れして行きます。
 

 
 
 
 
かなり太めのペンで線を整えながらなぞりました。アナログなら筆ペンでなぞるようなイメージです。

 
 
↑の状態だと雑すぎて下絵に使えないので、
もう一度、今度は丁寧に線を描いて行きます。

 
 
 
完成。
 
 
 
 
 
同じ段取りで、5図案制作。
 
5図案セットなので、全体のバランスと統一感があるか(作品のタッチや線の太さなど)を見て、OKなら印刷します。
 
 

 
あとはこの下絵を元に、切っていきます。
ぱっと見は完成図案のような感じがしますが、ペンで描いたものは実際に切ったときにその通りに切りずらかったり、何かとそのままでは使いにくいので、最後は切りながら線を淘汰していく感じです。
 
 
 
 
 
 
まだ切ってないですが、
切り終わったら、PCに取り込み、
画面上で線をまた調整して完成となりますニコニコ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
ざっくりとした段取りでしたが、
ポイントは、何度も同じデザインを写し描きしていくこと。
 
消しゴムで消して描きなおすのではなく、
なんども繰り返し描くのです。
 
そうしているうちに、線が淘汰され、
洗練された線が引けるようになります。
 
 
 
 
また今度もうちょっと詳しく
工程を書いて見たいなと思います。
 
 
納得のいく図案が出来たので、
安心して切ることができますね。
切るのが楽しみ!
 
 
 
平石智美

 

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