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スペインスケッチ旅行の記録2 アルバラシン編

6月19日から28日まで、スペインにスケッチ旅行に行ってきました。

人生初のスケッチ旅行です。

 

ここからはアルバラシン編です。

 

23日の続き、ペドラサを後にしてアルバラシンに向かいます。

 

途中トイレ休憩で立ち寄った街のそばの朽ちた家!

「この家いい!」と写真を撮る画家たち。笑

 

赤いポピーと一本の木が美しい。

スペインはもう何でも絵になるよね。

わざわざ山奥の街に行かなくてもいいのでは?と思えるほど。

 

 

 

 

 

そしてお昼に立ち寄ったのはシグエンサという街です。

 

ここでは2時間滞在。

 

皆さん教会に行ってみたりお土産屋さんに行ったりスケッチしたり過ごしたようですが、

私はバスに酔ったのか安定の「具合悪い!」

なので「2時間ずっとカフェで休憩する!」ということに決めました。

 

 

 

教会素敵ですねー。中も良かったみたい。えーん。元気ならスケッチしたいよー。

 

 

こちらの素敵な景色のカフェでランチ。

 

スペイン語が話せる先輩と一緒にパスタランチを食べました。

すごく美味しかった!

 

私は英語もわからない対人恐怖症で、一人では何もできないので、いつも先輩方にくっついて生きている。

みなさんには感謝しかない。

 

 

 

先生が門を見て「これ切り絵にしたらどう?」っていうので、

 

「こんな細かいのは切りたくないよー」と言った。

 

 

 

でもこういう文様は勉強になるから写真に撮っちゃう。切り絵作家の職業病ですね。

 

 

 

そして、またずーっとバスに揺られ、夕方やっとアルバラシンにつきました。

今回のホテルはこんな感じ。相変わらず広い!素敵!

 

 

 

 

 

ベランダがついている!が、木の手すりがギシギシで怖い!

落ちたら死ぬのでベランダには出ないようにしよう。

 

 

 

 

 

そして、ついてしばらくして初日のディナーなのですが、猛烈に体調不良の私はパスすることに。

同じく体調を崩されていたお隣の部屋の先輩からお塩と梅干しの差し入れをいただいて、生き延びることができました。

 

夏バテで塩分が足りないのか?

車酔いで気持ち悪いのか?とにかくこの日はしんどかった。。

 

みんなと一緒に楽しめないのが悔しいけど、最優先は明日のスケッチ。

体調回復のためにひたすら寝ました。

 

 

朝6時くらいの目が覚めた。空を見る。

 

月が綺麗でした。

そういえば、この旅の間に夏至があり、満月があったんですね。

夏至といえば人生の転機です。

今年の夏至をスペインで過ごせる幸せ。

確実に人生が変わった気がする。

 

 

朝食。毎度何をしていても絵になるセンパイを入れて。

そしてこの席がとても絵になるので、帰るまでに必ずスケッチに描こうと決意する。

 

 

 

25日 アルバラシン終日スケッチ

 

 

アルバラシン初日、朝からロケハン開始です。

まずはみんなで街中を散策。

 

ホテルを出て広場に向かいます。

 

 

路地の隙間から見える空とかもう!素敵すぎる!

 

 

 

 

ツアー名にうたわれていた薔薇色の町の意味がわかりました。

朝日に照らされて、赤土色の街は、なんと美しいのでしょうか。

 

 

 

ここが名所なんだそう。

 

右と左に高さの違う道があって、真ん中に歪んだ感じの家があります。

確かに面白い。

 

 

ここをどうやって描いたらいいかと検討する画家たち。

みなさん真剣。

地面に寝そべるのが一番ね。と言って座り込む先輩たち。

 

 

 

暗めで撮影すると、二つの道の向こうがよく見えてストーリーを感じる絵になる気がしますね。

 

とはいえ私はみんなが描くポイントは描きたくない性格なのでここを描くかは分かりません。笑。

 

 

 

少し先に進むと、なんと「タチアオイ」

 

そういえばペドラサにも咲いていました。日本の花のイメージが強いのでヨーロッパで咲いているのは不思議な感じ。

しかし乾燥地帯だからか日本のよりどこか色が強くて乾いていて逞しい感じ。男性的。

 

 

 

タチアオイと路地。夏を感じる。これは描きたい構図!

 

でもまぁ、タチアオイはこれから日本でもたくさん描けるしな。

 

こちらは葡萄の葉っぱ。

葡萄の葉はみずみずしくて魅力的だった。

 

 

 

そして一行は街を離れ、高いところへと登っていきます。

 

 

 

足元の植物もおしゃれです。高山植物みたいな。

こういうのも描き始めたらハマっちゃうんだよね。

お花を押し花にしている先輩がいました。

みなさんいろんなアイデアで個性的に行動していて面白いです。

 

 

いい感じに朽ちたリヤカー

 

 

えー、みんなどこまで登るのー?私体力がないよー。と思いつつついていく。

 

 

 

 

全体を見下ろす景色で自撮り。

 

日差しが強いのでカーディガンを被っている。アラブの人がいるのかと思った!とみんなに言われたけど、こうするとが不思議なくらい涼しい。学んだ。

 

 

 

 

 

 

ポピーが可愛いです。

 

 

iphoneで撮ったの

 

と、カメラで撮ったもの。

 

こうしてみるとやはりカメラのが綺麗なのがわかる。資料としてもわかりやすいので、これからはなるべくカメラで撮ろうと思った。

 

歪な石で構成されている城壁、近づいてみると素敵。

 

 

そして果てしなく道は続いている・・・

 

 

「ここから先は大変なので行きたい人だけ行ってね」って添乗員さんが言うのに、みんなどんどん行っちゃう!

なんでそんな元気なのー?

 

と私はお見送りする。

 

 

 

 

 

古い建物だから、左の塔はかなり傾いている!それも可愛らしい。

 

 

 

 

そうしてロケハン終了。

一度ホテルに帰り、準備をしてスケッチに出発しました。

 

 

 

 

まずは近くの広場で腕慣らしスケッチ。

 

 

まだ時間が早いので広場はそこまで混んでいなくて描きやすい。

空に飛ぶ大量のツバメを描いたらいい雰囲気に。

 

 

 

 

 

 

そして昼になると観光客がたくさん!人が邪魔でなかなか思うように描けません。

でも楽しい!

 

 

 

 

ホテルの近くでも一枚。

 

ランチの集合場所はホテルだと思っていたけど、広場だったと思い出し、また広場に戻りました。

 

 

 

この日のランチ。

お野菜いっぱい嬉しい!

 

 

 

この日のランチはとても好みだった。

私が「野菜食べたい!」って言ったから選んでくれたのかな。

みんなの残した分も野菜を食べて元気になった。

 

 

 

 

午後のスケッチ。広場から。

 

 

 

 

この日は夕方、街を出てスーパーまでお買い物に。

そんなに遠くないだろうと思っていたらものすごく遠かった。片道20分くらい?30分くらい?歩いた気がする。炎天下。超暑いし。

 

途中、川を見た。

 

 

 

 

スーパーでは4リットル以上の水分を買って、また体感30分くらい歩いて暑くて重くて死にそうになりながらホテルに戻った。

 

 

少し休憩して夜のスケッチへ。

 

夜といってもまだまだ明るい。

 

 

塔を間近で描いてみた。

 

 

 

反対側から、街並みの向こうに城壁。

 

 

 

完成したところでアラブ人のお兄さんに「写真撮っていい?」と声をかけられる。

そして「SNSやってる?」と聞かれインスタを交換した。

インスタグラマーさんだった。

 

早速ストーリーにあげてくださって嬉しい。

 

 

こういう交流があるのって絵が描けてよかったって思う出来事なのかなと思う。

 

日本でも外で絵を描いていると声かけられるけど、日本人よりも外国人の反応はストレートでシンプルに褒めてくれるから嬉しい!語学力のない私は何言ってるかわからないけど!

 

 

そしてホテルに戻り、ディナー行きたい人だけでディナーへ。

 

私はお腹が空かないのと、もっと描いていたいのとで、

「みんなに着いてはいくけどレストランのそばでスケッチしてもいい?」というワガママを言わせてもらった。

 

 

左の建物がみんながディナーを食べているお店。この時20時。全然明るい、まだあと2枚は描けそう。

 

 

みんなの乾杯のワイングラスの音を聞きながら一人スケッチをする。

なんていうか、こういう時間、幸せだなぁ。

 

 

 

20時30分、まだ1枚くらいかけるだろうと同じ場所から俯瞰で描いてみた。

さすがに疲労が溜まっているのか、めまいがした。

 

ここから落ちたら死んじゃう。

 

体力的にそろそろ危ないということで早めに描き終えてみんなに合流することに。

 

 

 

少し空も夕暮れになってきたのでピンク色にしてみた。

 

 

 

結局みんなに合流したもののお水だけ飲んで、今描いたスケッチを見せたり少しおしゃべりして、まだまだ宴は続きそうなので退散した。

 

自分は飲んでも食べてもいないけれど、楽しそうなみなさんをみていると幸せな気持ちになる。

 

「まだ明るいので一人で帰れます♪」と言って、一人いい気分でホテルに帰った。

 

 

 

 

 

 

 

ー続くー

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