25日　アルバラシン終日スケッチ

 

 

 

 

6起床。

段々と明るくなる部屋からの景色を描いた。

 

今回の旅のスケッチの中でもお気にいりの一枚。

 

紫の雰囲気が、エモい感じに仕上がったと思う。

スケッチにもかなり慣れてきた。

 

 

 

 

朝食を終えスケッチに。とりあえず街の中から描く。

 

城壁に向かう階段。

段々と連なる奥行きの流れが美しい。

とてもいい構図だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ午前中の早い時間なので空いている。

この場所も誰かしら描いているだろうと思ったが誰もいなかった。

今のうちに描かなくちゃということで描く。

 

道路の真ん中、地面に座って描かないとこの構図にはならない。

人が来るのを心配しつつ描き始めた。

 

 

形が複雑なので線描きだけで１時間近くかかってしまった。

 

色を塗ったらなかなかいい感じ！

 

 

さらにもう一枚、

先ほどのスケッチの180度後ろ側の風景も素敵なので描くことに。

 

 

民家には車がある。

古き良き街並みも、車が入ることで現代にある実感が増すよね。綺麗なだけじゃなく生活感がある風景の方が私は好き。

 

 

色を塗るのも上達してきた気がする！

 

 

 

このまままっすぐ行って街の外（山の方に進んで街並みを俯瞰で描きたいと思ったが、

スケッチを始めて2時間以上経つのでトイレに行きたくなってしまった！

ということで、仕方なくホテルに帰る。

 

 

そしてホテルで少し休憩し、また広場に出てきた。

そろそろランチ集合の時間。

集合時間まで30分ほどで１枚描く。

 

 

 

 

 

 

ここは昨日の夜にスケッチしたこの場所↓車の位置から描いている。

こうやって近いけど違う景色を網羅していくことに喜びを感じる。

多分どれだけ描いてもこの街は描き尽くせない。

 

 

 

さて、この日のランチはとっても美味しいお店だった！人気店らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

ランチの帰りにまたスケッチ。

 

陽が強くなってきたから日向で描くのは辛い！

 

暑いから部屋に帰ってから塗った。

 

 

ついでに上の絵の180度反対側もスケッチ！全然ホテルに帰れない。

 

初めて見開きで描いてみる。

縦に開けた空間が表現できて私好みの感じに！

 

 

 

上のスケッチを描いていたすぐ下の道で先輩が描いていたのを発見。

ここは結構みんな描いている人気の場所。ホテルに近いし。

 

夕方、先輩が描き終わってから、

私も同じ場所の近くで描いてみようということに

今回も縦長の見開きで。

形をところどころ間違えてしまった。

紙のサイズが変わると形を取るのが難しいな。

 

 

 

この日最後のスケッチは、気になる路地。

他の国の観光客にも人気の路地。

 

複雑な俯瞰の構図で難しそうだけど、スケッチ上達してきた今の自分なら描けるぞ！ってことで挑戦！

 

手すり？壁？に置きながら描けるのがありがたーい。

 

思えば今回のスケッチ旅行ではまだイーゼルを使っていない。

せっかく買ったのに。持ってきたのに。

 

イーゼルを使っていないということは、手すりなどのスケッチブックの置き場所がある街の中でしか描いていないということである（あとは膝に置いたり出来る位置）

 

 

 

なかなか味わい深く描けた！

 

 

そしてディナーの時間。

今日はホテルから坂を降りていった道路沿いのレストラン。

初日のディナーと同じ店ということだが、

私はアルバラシン初日のディナーはは寝込んでいたので初！嬉しい。

 

現代的でおしゃれな店内！

 

 

先生が撮ってくれた。

元気になった私。

 

シャケ！の上に細切りのりんごが乗ったやつ。

 

肉！

 

肉をほぐす先生。

 

誰かのチーズケーキ！

 

誰かのガトーショコラ！

 

私はデザートは注文していないが、自分のもののように写真を撮られる。

 

楽しいディナーだった。

 

ホテルに戻ると脱いだ洋服にでっかいバッタがくっついてきていてびっくりした。

全然服から離れてくれないから、服ごとベランダに放置して寝た。

 

 

26日　アルバラシン終日スケッチ

いよいよスケッチ最終日。

思い残すことがないようにスケッチするぞと意気込む朝。

 

ベランダからの景色。今日も美しいなぁ。

 

朝ご飯。

先生が盛っていたフルーツが絵になるので撮らせてもらう。

 

 

 

朝ご飯の写真も撮っておこう。記念に。

 

 

 

 

私の朝ごはん。こんな感じ。

 

キウイはアレルギーないから食べられるここで唯一のフルーツ。

美味しい。日本でも買えるけども。

ドーナツも美味しい。

 

 

 

そして意気揚々、スケッチに出発！

 

最終日ついに元気になったし、山に行き街全体を描くぞー！

 

 

 

絵になる先輩とご一緒することに。街外れに一人は心細い。先輩も近くで描いている安心感。

 

 

 

この景色。なんて美しいのでしょう。

 

山の植物の向こうに広がる街並み。

実物は写真に表せないくらい素敵だったよ。

 

まずはペンでスケッチ。

流石に時間がかかったけど、気持ちよくて幸せだった。

虫も大量に寄ってきたけど。

 

 

 

そのまま色もつける。

 

美しい景色を見ながらスケッチすることの喜びを初めて感じた。

街中で描いていたのとは全然違う満たされた気持ち。

スケッチ旅行の素晴らしさを知った。

 

そういえば、今回の旅行では自分の描いている姿を一枚も撮っていない。

 

先輩にお願いして１枚だけ撮ってもらった。

 

先輩、指が写ってますやん！

 

描いているというより、ただ眺めているだけにも見える。

 

描いている途中で、先生ご夫婦が下の方を歩いていて、写真撮ってくれた。

ヤッホー。

 

 

 

街を俯瞰して描いていると、下の方で描いていたり、絵のための資料を撮影してる先輩たちを見かける。

 

みんな思い残すことがないように動いている最終日。

 

一人で描いているけど一人じゃない感じ。

 

楽しい。幸せだなぁ。

 

この景色も描きたい。でも時間がないからパス。撮影だけして帰国後にしよう。

 

 

この景色も描きたい。撮影だけ。

 

 

 

 

この景色も描きたい。撮影だけ。

 

 

 

 

そうしてるうちにランチの時間に。

 

描くのを優先しようかとも思ったけど、エネルギー補給しないとバテそうだからランチに行く。

 

集合場所で時間までスケッチ。

広場なので、他の外国人観光客にたくさん声をかけられた。

よくわからないけど多分褒められた。

 

 

気づいたら人前で描くことが全く恥ずかしく無くなっている自分に気づく。

 

今回の旅行は、色々と私を成長させてくれた。

 

 

ランチのお店。

崖に立つ景色の素晴らしいレストラン。

 

 

美味しすぎるイカ。ずっと食べていたい。

 

みて！肉とトマトとマヨネーズの盛り方が顔みたい！かわいい。

 

先輩が入り口の階段で転んで頭を打つなどハプニングありのランチだった。

無事でよかった。

 

毎日いろんなことがあって賑やかな旅ももうすぐ終わり。

 

 

 

そしてランチ後、今回必ず描きたいと思っていた風景を描きに、

昨夜ディナーを食べたレストラン近くまで坂を降りてきた。

 

 

目的の構図はこれ。ノウゼンカズラが美しい景色。

日差しが眩しいし、車もビュンビュン走っておっかないが急いで描く。

 

 

やっぱり絵にお花が入ると可愛くなるね。

タチアオイもだったけど、ノウゼンカズラも日本の花のイメージなのに、ヨーロッパにも馴染んでる。

しかもやっぱり日本のより色が濃い。

 

そして川のほうへ移動。

なんだか雲行きが怪しくなってきた。

 

みんなは川とその奥の塔だけ描いていたが、欲張りな私は、右側に広がる城壁も描きたい！ということでこのパノラマ構図に。

 

雨が降ってきそうなので、太めのペンでささささと描く。

こういうパノラマスケッチは現場じゃきゃ描けない。醍醐味である。

 

「壮大な景色を描ける幸せ」を感じながらスケッチする。

 

 

雨が降ってきたので、ささささと塗る！

 

ホテルへ帰る道、この建物も素敵だなぁ描きたいなと

 

名残惜しい。うーん、写真じゃ良さが伝わらないんだよな。

 

こういう何気ない看板とかも絵になるのよね。

 

 

岩肌もかっこいいから撮影しとかなきゃ。

今回思ったより資料撮影していないかも！私。帰ってから後悔しないかなぁ。と少し心配になった。

 

 

少しホテルでゴロゴロ休憩し、スマホも充電して、

18時、この旅「最後の１枚」を描きに向かいます。

 

「最後の１枚」に選んだのはここ。

 

 

 

 

右の塔がリングにぎりぎりなのがイマイチですが、上出来です。

もう思い残すことはないわ！

 

最後の最後でやっと動画も撮りました。

やり切った感があります。

 

 

さ、

今夜はいよいよ最後の晩餐だからホテルに帰らなきゃ。

気持ちよくディナーするために早めに帰ってシャワーを浴びるのよ。

 

スマートな黒猫と遭遇。

 

絵になる！

 

にゃー。

 

 

 

 

27日　帰路

そして朝が来る。

 

私は少し早めに起きてスケッチの支度をし、朝食へ。

 

どうしてもこの朝食の景色を描かずに帰るのは嫌だったのだ。

 

ここはいつも先生ご夫妻が座っているのですが、描きたかったから早い者勝ちで座った！ごめんなさい。

 

 

モチーフはこんな感じ。

 

アレルギーだから食べないくせに描きたいからフルーツも持ってきた。（ちゃんと描いてから返しました）

 

食べる時間がないと困るので、超特急でスケッチ。

パースがおかしいとかはもう気にしないのだ！

 

水彩絵の具とかはもうスーツケースにしまったので塗るのは帰国後にします。

 

 

 

おとといスーパーから死ぬ気で運んだ水ですが、丸々１本余った。

 

飲まないと空港で捨てるハメになるのでみんなに配りました。

 

 

バスの中で、今回の食事代・お土産代の精算！

添乗員さんが立て替えてくれた分の支払いです。

 

私は183.38ユーロしか使わなかった。

 

体調不良でお酒飲めなかったから安く済んじゃいました。

 

「もっとがんばろう」ってシール貼ってあるのが笑える。

 

 

お小遣いとして10万円分、590ユーロ持って行きましたが、

200ユーロしか使わなかった。

観光地に行かず、全く買い物しないとこうなるのね。

 

もしもバルセロナ行ったらバルセロナに本店がある大好きなブランドの洋服とか買っちゃうので10万で足りなかったかもね。あー行かなくてよかった！と思ったのでした。

 

 

 

 

どうでもいいけど帰りに見かけたトレーラーとか

 

 

ドーハの空港。

 

 

そしてまた丸１日かけて帰路に着きます。

映画見たりなんだりしていたら帰りは早かったな。

カタール航空はモノポリーで遊べるからずっとモノポリーに熱中していた。

 

そして成田に帰ったら大雨でものすごく湿度が高くてびっくりした。

 

不快指数が高すぎる。

 

ちょうど梅雨の間に日本を離れられてよかったです。

 

梅雨に観光に来る外国人の気が知れない。辛くないのだろうか。

 

 

 

というわけで今回の旅は終わりです。

私は終始具合が悪かったが、だんだん元気になり、

逆に先生なんかは最終日熱出したり、先輩も風邪ひいたりする人もいた。

そして私も帰国して風邪ひいた。

 

とにかくいろんな経験をして、人生観の変わる１０日間になりました。

一緒に旅行してくれた方々、私がスペインに行く期間のお仕事の都合をつけてくださった方、振り替え教室に応じてくれた生徒さんありがとう。みんなに感謝！

 

今回の経験を画家としての成長につなげていきます！

旅の経験を活かしてこれからも作品作りに励みたいと思います！

 

 

では最後までお読みいただきありがとうございました。

 

また来年！