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制作1日目「ユリと花瓶を作る」

きりえ美術展に出す大きな作品の制作にとりかかり始めました。

 

今回の作品はB1サイズ(728×1030)予定です。

 

まずは作品のイメージをデジタル上で作っていきます。

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どうせ思い通りにはいかないので細かな下絵は手書きで進めるとして、配色と構成のイメージだけ決めておきます。

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サイズ感を確認するため、実際にB1サイズで印刷してパネルに貼ってみます。うちにはイーゼルがないんだけど、染め和紙用の物干しがジャストフィットすぎてテンション1人で上がりました。立てて制作したいときはこれを使おう。

 

B1はB4の用紙を8枚分です。私は普段の作品がB4程度なので単純に8倍です。

 

一枚絵で見るとそんなに大きく感じないけど、多分8倍時間がかかるんだろうなぁ。やり切れるだろうかの不安はありつつ。やってみないと分からないので、とりあえず進めていきます。

まずはユリから。下絵を描きます。

 

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和紙にトレースします。今回使うのは土佐麻紙です。

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中の模様は考えながら切っていきます。

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切り上がりました。

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いい感じなんですが、ここで少し失敗をしています。下絵をトレースする際に表面にトレースしたので鉛筆の線が残ってしまってます。やっぱり裏側にトレースすればよかった。

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このあと胡粉で白く塗り込んでいくので、鉛筆の線消えるかなと期待しつつ、塗っていきます。

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胡粉・銀色・黄緑を塗りました。

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乾かして裏から和紙を貼って完成です。

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鉛筆の線は消えてません。でも全体的に綺麗だからよし!です。

麻紙の質感とパールかかった白が、写真よりも実物のが綺麗です。

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次に、花瓶を作ります。まずは下書き。「花車」の絵が描かれた花瓶にします。

今度はちゃんと「裏側」に描きました!

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ユリと同じく、胡粉と銀色と火を塗っていきます。

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後ろから和紙を貼って完成!

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これは作っていてすごく楽しかったです。配色も好みにできました。

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ユリと花瓶を合わせるとこんな感じです。なかなか上品でいい感じです。

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B1の画面ではこのサイズ感。

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これは結構先が長いぞー・・・

 

ユリと花瓶の制作は、深夜0時に始めて、7時に終了。途中違うこともしていたけど、7時間くらいでした。

 

と、いうことは、面積的には60時間あれば完成する?

そんなにうまくいくとは思いませんが・・

1日目ははここまで。

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