制作記録「喝采」萩と月の切り絵
展覧会始まってます😊
今日は出展作から先日できたばかりの最新作の工程をアップします。
グループ展搬入3日前にして、やっと一番大きな作品に取り掛かります。
果たして終わるのか?でも作りたいんだもん。やっとやる気が出たんだもん。
と言うことで、まずは30号のパネルに水張り。
このとき深夜0時、1日出かけて疲れてるのに作業開始。
そして下地を作ります。
今回も、コーヒーと茶色の絵の具と墨をベースに金色のポスターカラーで染めていく。
そもそも今回は、何を描くかを決めていないので、適当にやりたい放題。
深夜のテンションに任せて絵の具を流していく。
案の定なんか激しいのができました。
ちょっと微妙かも。
ここに何かを描くイメージが湧かない。どうしよう。
とりあえず、明日の自分に任せることにして寝ました。
翌朝。
ちょっと色味を入れたら激しい部分が和らぐのでは?と思い、赤みの染料を少しスプレーしてみました。これで少し作品としてイメージが湧くように。
よし、月を作ろう!と言うことで、白い和紙を丸く切って貼りました。
今日は8月31日。スーパーブルームーンなんですって。
満月の日に満月の絵を作る、風流じゃないか。
縦位置に変更して、パーツを貼っていきます。
作品のモチーフは「萩」に決定。
萩と月。秋の展示会にピッタリではなかろうか。
萩の花や先端の部分を貼っていきます。
あと、金箔を早めの段階で貼った方がいいというのをいつも反省してるのでこの段階で貼りました。
萩のメインパーツを作ります。
今回はしっかりした紙がいいので、クリーム色のタント紙を切りました。
切り絵に色をつけて、花の部分には和紙を貼ります。
萩のパーツを貼っていきます。
8パーツ貼ってこんな感じ。やばい先は長いぞ。何個作ればいいんだ?
そこからは夢中でパーツを作り貼りまくる。
ようやく満開の萩感が出せたところで、いつものように胡粉をドロッピングしました。
ここで少し問題が。
萩を明るくしすぎたので、月がくすんでしまった。
もっと「満月綺麗!」と言う感じにしたいのに。
と言うことで、月をワントーン明るく目立たせるために、月の模様を切り、重ねて貼ってみました。
これで萩よりも月の方が白くなりました。
少し物足りなかったので、仕上げに左上に金箔を貼り、下の方に金色の線を入れました。とても和風な作品になりました。
完成。
3日で終わるのか不安でしたが、結局、1日半で完成しました。
しかし、集中しすぎたので、恐ろしく疲れたし具合も悪くなりかけました。(具合が悪いのはスーパーブルームーンのせいかもしれません)
こんなに早く完成できるならもう少し丁寧な作業をすればよかったなと思いつつ、丁寧に作ればいい作品になるかといえばそうでもないのですよね。
作品は、感情と勢いで描くのも大切なのです。
萩と月。これはなかなか手強いモチーフだと感じました。
また挑戦したいです。
それでは、原画はぜひ会場でご覧ください。
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