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個展のお知らせ

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平石智美個展ー千枚の龍ー
【会期】2023年12月29日(金)〜2024年1月3日(水)
【時間】11:00 〜18:00
※12月30日(土)17:00からゲストLIVEを開催します。
【会場】Gallery-T

251-0035神奈川県藤沢市片瀬海岸1-9-10
0466-22-4057
江ノ電「江ノ島」駅より徒歩2分
湘南モノレール「湘南江ノ島」駅より徒歩3分
小田急線「片瀬江ノ島」駅より徒歩5分
玉屋ようかん本店の隣のギャラリーです。

 

 

【Profile】平石智美(ひらいしともみ)
1988年辰年生まれ。高校卒業後、切り絵作家として活動を始める。著書に「平石智美の12か月の華色切り絵」など。作家歴15年で、より自分自身に向き合う自由な創作を求めて、龍の絵を描き始める。
※龍の作品は全てInstagramの龍のアカウントに掲載してます。

 

ー作家として 15 年、様々な作品を描いてきた。 でも、夢中になれるモチーフに出会えていないことが、どこか虚しかった 自分にとって人生をかけて描きたいものは何だろう。 そして「龍」が生まれてきた。
龍は見えない。だから心で描ける。
龍に出会って私は救われた。
作家としての終わりのない道を与えてくれた。ー

 

 

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恒例の、年末ギャラリーTさんでの個展です。

2021年の時点で、2023年は年末年始のこの会期しか取れないという事がわかり、一瞬悩んだのですが「これも運命だし面白いな」って思って決めたのです。

 

2016年から必ず年末に江の島で個展をやるのは、カレンダーの販売を兼ねてのことでした。でも年末年始じゃカレンダー展には遅いし、、そこでアイデアとして浮かんだのが「干支展」でした。

 

2024年は「辰年」わたしの干支も「辰年」なのです。

 

そして、江の島は龍のゆかりの地です。「龍をテーマにした展覧会にすべきなんだろうな」と、すんなり決まりました。

 

しかし、「龍」というモチーフは、私にとって簡単に描けるモチーフではありませんでした。上手く描けるかどうかという意味でなく、「描いていい」モチーフではなかったのです。私自身が「まだ龍を描くに値しない画家」だと自分のことを考えていたのです。この気持ちは他者にはあまり理解できないかもしれませんが、私にとって龍を描くという事は、その資格がなければ進んではいけない道だと考えていたのです。描くことすら畏れ多いようなモチーフだったのです。

 

色々と考えた結果、私は「龍を千枚描く」ということを始めました。

 

今の私には龍の姿を写す力も資格もないけれど、描き続けていればきっと何か変わるのだろうと考えました。一枚一枚紙を重ねて、天に登っていくような途方のない作業をしたい。そうやって龍を描くという一歩を踏み出したのが2022年の12月でした。

 

あれから1年経ち、もう直ぐ千枚に届くのですが、相変わらず絵は拙く、たったの千枚では何も変わらないんだなというのがいまの考えです。

そして同時に安心もしました。何かにたどり着くというのはそんなに簡単なことではないのです。ただ一歩一歩ひたすらに、これからも歩いていくだけなのだと、まるで人生について教わったように思います。

 

今は早くも10000枚を目指して描いています。

 

まずは最初の千枚の展覧会を、ご覧いただければ幸いです。

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