満を持して手に入れました。

6月の発売だったけど、まだその時じゃないと思って先延ばしにしていた。

8月のセミナーで樺沢先生から直接サインを書いていただいて手に入れることができました。

本書、ぜひ19歳までの方に読んで欲しい本です。

でも何歳になってもその年齢なりの気づきを持てる良書だと思います。

 

 

そういえば、私、ずっと15歳に戻りたいと思っていて、先月やっと自分の精神年齢を15歳に戻すことができました。私にとって1番自信とやる気に満ち溢れていた15歳。怖いものがなかった15歳。

「あ、だからこの本、今私に来たんだ」という感じ。

もちろん、実年齢はわかってますから、10代の頃にこれ知りたかったなぁと思いつつ、読み進めつつ。

 

今を生きる10代は、情報化が進んだおかげで、私の頃よりも逆にやることや考えることがたくさんあり、忙しいのではないかと思います。

しっかりした方が多く、自分の10代と比べて大人だなぁと感心してしまうと共に、苦労も多いだろうなと感じます。

 

本書の冒頭は「生きづらさは解消できる」と言う言葉から始まります。

学生時代、私も生きづらかった。生きづらいと言う言葉すらあの頃はなかったように思います。

あらゆる面に気を使わなければいけない。この時代、コミュニケーションの場が限られている。大人ですら悩むのに、より、様々な性格の人が集まる「学校」と言う場にいる若い方は、さらに、気を使うことと思います。

 

だけど、「情報がある」「調べることができる」という強みが現代にはある。本書によると、脳科学が劇的に進歩したのは、ここ10年だそうです。あらゆる悩みを、脳科学の観点から解決する。そうすることで、楽に楽しく前向きに生きていく。それができるのが現代なのです。

 

 

生きやすく、人生を良くするために、必要な7つの武器は

 

①整える力

②レジリエンス

③コントロール力

④つながる力

⑤読解力

⑥好奇心

⑦アウトプット力

 

特に大切なのが、全ての根底である「①整える力」だと感じました。

 

アントニオ猪木さんの「元気があれば何でもできる」という名言がありますが、その言葉を実感できたのは、大人になってからです。

子供の頃は、元気なのは当たり前。多少無茶しても大丈夫。だけど、大人になると本当に意識して整えていかないとすぐ、不調になり、それによって全然自分の能力が活かせないと言うことを実感します。かといって若いから大丈夫なわけもないです。事実として、今の若い方に起きているスマホなどの原因による脳への悪影響はかなり深刻です。私たち世代も「テレビは一日２時間、ゲームは１時間までね！」と言われたりしましたが、スマホはテレビと違い個人が携帯しているし、学校にも持っていけるから自己管理力が問われます。

 

第一の武器である「①整える力」について

 

本書では、真っ先に、睡眠不足の問題をあげ、

高校生の8割が睡眠不足であると言う事。

 

睡眠不足の悪影響はとんでもない。

 

●成績が悪くなる。

●記憶が定着しない。

●脳が破壊される。

●ミスが多くなる

●意欲の低下

●体調不良、自律神経の乱れ

●モテない、外見的魅力がなくなる

●感情が不安定

●うつ自殺依存症のリスク

●不安

 

さらに「脳の全頭前野は20代の前半までに完成する」こと、「成長ホルモンは睡眠中に分泌される」ということを踏まえ、10代の睡眠不足は、その後の人生に取り返しのつかない悪影響を及ぼすと言うことがわかります。

 

私はというと、若い頃、寝ることと食べる事は1番大切だったので、睡眠と食事ははちゃんととっていた。徹夜で勉強することも、スマートな体もかっこいいと憧れてはいたけれど、やらなかった自分に、今更ながら感謝、ですね。

 

とにかく、この本は、脳科学の観点から「生きる力」をつけさせてくれる本です。

10代の方だけでなく、大人も気づきや自分の生活に生かすことができる本書を、ぜひ読んでみて欲しいです。

 

個人的には本の1番最後に書かれている、

 

「やりたいことを、仕事にできるか。」

の項の文章に非常に共感したので、短くまとめさせてもらいつつ紹介したいと思います。

 

“たった1日もあればできることを、あなたは未だにやっていない。口では言うものの、何の行動も努力もともなっていない。それがあなたの本気だとするならば、あなたの「夢」の実現確率は、限りなく「ゼロ」です。

本当にやりたいならば、やればいい！

やってないのがむしろおかしい。

それはあなたの「夢」でも「目標」でもない。ただの「思いつき」か「妄想」です。なぜやらないのですか。

人生はあなたのものです。

自分で考え、自分で決断し、自分で行動すべきです。

人の言いなりになる必要は無い！”

 

 

私の元にも、絵を仕事にしたいと言う相談はたくさん来ます。

そのたびに思うことがこれです。

何事も、どんな目標も、やればできます。やってなければ永遠に叶いません。

そしてそれに年齢は関係ない。

やりたいことがあるのなら、今日から行動を変えましょう。